○●沢朋之○●
この夏も大自然の猛威に翻弄された日本列島。西日本を中心に多くの水害が発生し、つい先日は台風15号による暴風雨に晒された千葉県地方で甚大なる被害が。
浜松スピード王開催中にも、千葉県内の一部場外発売所では機能復旧ままならず閉鎖と、痛ましい限り。被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げたいと思います。
以前にも記しましたが、近年のこれら災害は多くが地球温暖化によるもの。
もう10数年前ぐらいから、わが国でも真夏には35℃を越す日が連続するといったような、亜熱帯を通り越して熱帯の気候となってきており、なぜもっと早く全地球的に施策を講じなかったのか。
オートレースにおいても、温暖化・熱帯化は大きくその影響を受けております。それはといえば「滑り」。
「試走から滑っていた」「滑って(グリップを)開けられない」「突っ込んで流れる」…等々、1日の選手コメントに何度出てくることでしょう。
本命で車券を買った重ハンデ選手が序盤はぐいぐい進出してきて、しめた!と喜んだものの、中盤以降全く進まなくなりガッカリ、といったご経験もおありでしょう。
我々取材・予想担当からしても、「今日のこの選手のタイヤは良さそう」ぐらいはわかっても、いざレースが始まってどの時点で滑りだすかなどは全くもって予測不可能。
もちろん選手本人にも車券ファンにも無理であり、しかるに荒れた穴レースが多くなってしまう。
これを解決する「オートレースの温暖化対策」をそろそろ真剣に考える時でしょう。より食いつくタイヤへの改良、走路改修、そして気候に左右されない頑強なエンジン…ハード面で解決してゆくしかない!と思います。
選手は思い切りグリップを開けられるよう、そしてファンが安心して車券を買えるよう。今後のオートレース活性化のため、まず考えるのはそこかと。
○●ジェット社○●
さて、今回のオートーークは「特別G1プレミアムC」という事で、年末のスーパースター王座決定戦のトライアル出場資格のポイントが与えられる開催です。
今後、10月にはSG全日本選抜、10月~11月に架けてはSG日本選手権もあり、スーパースター王座決定戦に向けて、いよいよ大詰めを迎えます。
そこで、私の方からは現在の「SG・プレミアムカップ優勝戦得点上位選手」のおさらいしたいと思います。先月行われた伊勢崎SGオートレースグランプリまでの結果を含めて、手元で得点を計算してみました。
吉原恭佑:15ポイント
早川清太郎:15ポイント
鈴木圭一郎:10ポイント
中村雅人:12ポイント
丹村飛竜:10ポイント
高橋貢:7ポイント
浦田信輔:5ポイント
永井大介:3ポイント
黒川京介:3ポイント
佐藤摩弥:3ポイント
内山高秀:2ポイント
前田淳:1ポイント
若井友和:1ポイント
※荒尾聡と青山周平はSG優勝で出場決定
となっています。
今回のプレミアムCでは、1着10点、2着5点、3着3点の得点が与えられます。
去年の2018年はボーダーラインが3点、一昨年の2017年のボーダーラインは2点でした。よって、3着までに入れば、SSトライアル出場の可能性が高くなりそうですね。
○●小森亮平○●
各地では大雨や台風にて災害も発生しておりますが、被害に遭われた方々へ心よりお見舞い申し上げます。
一日も早い復旧と日常の生活に戻れるようにお祈り申し上げます。
私の方からは、山陽ミッドナイトについての振り返りをお伝えしたいと思います。
山陽オートでは、試行開催を除いて照明設備設置後の本開催2節が終了。売上も上々の模様で今後も大いに盛り上がって欲しいと節に願います。
また、この2節間の優勝選手ですが、
ミッドナイト開幕シリーズ1(湿走路):田村治郎選手
ミッドナイト開幕シリーズ2(良走路):佐々木啓選手
と、やはり最高ハン勢での決着となっていましたね。
ただ、優出メンバーは最重ハン勢のオンパレードではなく、軽ハン勢も粘りを見せてしっかりと優出を決める形となっていました。
やはり、ミッドは消音マフラーとの相性が重要なようで、川口ナイター、飯塚ミッドと消音マフラーで結果の出ている選手がやはり活躍を見せている状況です。
今後は飯塚、山陽とミッドナイト開催は増えて行く傾向となりそうな予感で、今後は消音マフラーで活躍する選手のチェックも必要となりそうですね。
それでは、いよいよ山陽特別G1プレミアムカップが開幕となります!!