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冒頭フリートーーク


○●沢朋之○●
今回は、先日の楽しかったオートレース石狩での予想イベントについて記すつもりだったが……。
さすがに触れずにはおかれない、最近頻発する「周回誤認」について。

これを犯した選手に対する罰則は「即日参加解除・以降2節規制休」。
これにより、今回テーマである飯塚G1ダイヤモンドレースを棒に振ったのが地元・中村杏亮選手に、S1・鈴木圭一郎選手
この罰則の軽重については論議が分かれるところだが、個人的には他競技と比較しても「軽い」と言わざるを得ない。なぜならば、ファンから見てダイレクトに競技不信につながる反則だから。
握りしめた車券の中心を占める選手が目の前でスッ飛んでいった時の絶望感たるや、「もうオートなんかやめた!」と思わせるに十分であり、選手側に自覚と自重を促す意味でも、更なる厳罰を検討すべきかと思うがいかがか。

さて、なぜこの周回誤認が起こるかということを考察してみたく、過去にこれを犯してしまった経験のある選手にも話を伺ってみたが、確かに高速でのレース、しかも激しく競り合う展開などに揉まれる中では、選手自身「あれ、今何周目だっけ?」という瞬間はあるだろう。そのために周回板、そして残り一周の青旗があり、更に青旗前の5周3コーナーでは内線側の走路内で予告灯(と、呼ぶのかどうかは不明だが)が点滅する。これだけ万全と見える仕組みであっても、予告灯や青旗が展開(自身が外回りとなって、イン側に複数台の車がいる状況、など)で目に入りづらかったり…ということもあるだろう。そのための対策として「予告灯をもっと目に入りやすい位置にも設ける」「5周回では1・2コーナーやバックの直線でも予告灯を点ける」「青旗を外線側でも振る」「ヘルメット内に受信機を着けてブザーを鳴らす(以前ボートレースがフライング対策用に行ってましたな)」など、とにかく混乱したりアツくなっている乗り手をもハッ!と気づかせるような「あと1周!」を周知させる策を施すべきなのでは。

ファンを最大限落胆させる反則が今後起きないよう、ただただ願うばかりです。


○●ジェット社○●
今回は飯塚G1ダイヤモンドレースという事で、今年の飯塚開催の優勝者を振り返りたいと思います。
飯塚走路と相性の良い選手が見えてくるかもしれません。飯塚はミッドナイトを含み16開催も行われました。

1月9日:普通開催
優勝:滝下隼平、2着:篠原睦、3着:岡部聡
1月18日:普通開催
優勝:木山優輝、2着:松尾啓史、3着:佐藤裕二
1月27日:G2オーバルチャンピオンカップ
優勝:荒尾聡、2着:鈴木圭一郎、3着:新井恵匠
2月6日:普通開催
優勝:内山雄介、2着:有吉辰也、3着:前田淳
3月10日:ミッドナイト(湿走路)
優勝:桜木公和、2着:鐘ヶ江将平、3着:桝崎陽介
3月17日:普通開催
優勝:伊藤正司、2着:田中進、3着:田中茂
3月30日:ミッドナイト
優勝:佐藤裕児、2着:鈴木聡太、3着:岩見貴史
4月8日:G2オーバルチャンピオンカップ
優勝:有吉辰也、2着:高橋貢、3着:鐘ヶ江将平
4月26日:ミッドナイト(湿走路)
優勝:五所淳、2着:井村淳一、3着:内山雄介
5月1日:ミッドナイト
優勝:井村淳一、2着:高林亮、3着:西村昭紀
5月7日:普通開催
優勝:中村友和、2着:鐘ヶ江将平、3着:阿部仁志
5月23日:ミッドナイト
優勝:鈴木清、2着:田中茂、3着:篠原睦
5月30日:普通開催
優勝:丹村司、2着:有吉辰也、3着:荒尾聡
6月5日:ミッドナイト
優勝:鈴木圭一郎、2着:篠原睦、3着:辰巳裕樹
6月11日:普通開催
優勝:浦田信輔、2着:田中正樹、3着:岩見貴史
6月20日:ミッドナイト
優勝:佐々木啓、2着:室田泰利、3着:牧瀬嘉葵

と、このような結果となっています。

こう見ると、地元勢の優勝が多いように思えます。
優勝戦の連対メンバーには、特に有吉選手、篠原選手、田中茂選手、荒尾選手、鐘ヶ江選手あたりが目立ちますね。そして今月上旬に優勝した浦田選手も本格化した気配です。
さぁ、今回の飯塚G1ダイヤモンドレースで掲示板に乗るのは誰になるか!?


○●小森亮平○●
時期的には6月も下旬に差し掛かり、飯塚、山陽オート周辺では初夏の陽気。雨が全く降らず梅雨はいつ来るのかと言った感じですね。
雨巧者にとっては待望の時期でもあり、雨を苦手とする選手にとってはラッキーな状況となっているのではないでしょうか。

今回、私の方では6月8日(土)に先陣を切ってデビューを迎えた34期について改めて書いてみたいと思います。
また、当サイト「34期候補生特集」にて後日、まとめて掲載される予定となっておりますので、そちらもお楽しみに。

まずは今回デビュー戦を終えた、34期4名の成績を下記に。

川口裕司選手
  初日2R、斑走路:7着
 2日目2R、良走路:5着
 3日目4R、良走路:2着
最終日3R、良走路:1着

道智亮介選手
  初日3R、斑走路:6着
 2日目4R、良走路:8着
 3日目1R、良走路:8着
最終日2R、良走路:8着

長田稚也選手
  初日4R、斑走路:7着
 2日目3R、良走路:8着
 3日目2R、良走路:8着
最終日1R、良走路:朝練習時の落車にて欠車

☆藤川竜選手
  初日5R、斑走路:7着
 2日目1R、良走路:7着
 3日目3R、良走路:7着
最終日4R、良走路:7着

と言った結果で、各選手初日のデビュー戦では、飯塚特有のバクダン走路で厳しい洗礼を受ける形に
初日以降は良走路での出走となり、デビュー節では川口裕司選手が尻上がりの着取りとし、最終日の4走目にして初勝利を飾ることが出来ました。
他3名については大敗の結果となってしまい、課題が多く見つかった初節となった模様。これから経験を重ねて成長して行くこととなりそうで、34期生のこれからの活躍に期待して頂きたいと思います。
皆さま、熱いご声援をこれからも宜しくお願い致します。

レースデータ提供:公益財団法人JKA
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