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冒頭フリートーーク


○●沢朋之○●
いよいよ秋も深まり、先日の川口・日本選手権優勝戦の成績をもって、今年も年末の大一番・スーパースタートライアル戦に出場の16名が決定!
今回は全員の現況を踏まえての私的下馬評を述べさせていただきましょう。

鈴木圭一郎★★★★★
選手権での動き急下降は誰もが気になるところ。
直近の浜松前検日(11/15)では、川口ロッカーでも予告していた通りエンジン乗り替わりを敢行(ちなみに今年の川口キューポラ杯まで乗っていた「カルマS5K」号)。
2日目準決勝では久々のぶっちぎりレースを見せ、時計も3.338の驚愕レベル。まずは問題なさそうだが、選手権であれだけ苦しんだ川口走路での合わせは未知数だけに一抹の不安

青山周平★★★★★
現況では業界一安定した動きと流れ。選手権でのエンジン良化もさることながら、スタートの安定化が何より大きい。気がかりはいまだ完全解消とはいかないドドドか。

佐藤貴也★★★★
スタートは問題なし。選手権では優勝戦前の下回り整備でエンジンやや上向いたが、直近地元開催では2日間とも伸びを欠き優出洩れ。本調子を欠く状況は続く

中村雅人★★★★
エンジンはもう一段上が必要もスタートは自信を持って切れている。

荒尾聡★★★
エンジン・スタートとも伸び悩み状態で年末までの上積み次第。ドドドもいぜん断続的に出ており全体に厳しい状況は続く

丹村飛竜★★★☆
山陽から唯一人の出場となる今回。エンジンは高位安定も試走タイムが出ないのと足回りに不安。スタートは内でも外でも常に一発を秘める。

早川清太郎★★★★☆
長距離戦での追い足はNo.1クラス。今年急上昇したスタートはやや足踏み状態。

篠原睦★★★★
スタートは高位安定。選手権の川口では課題のドドドも少なめで、あとはエンジン的にもうひとパワーあれば大暴れも。

永井大介★★★★☆
選手権はタイヤ失敗で優出逃すも、特に地元走路でのエンジン合わせは万全。経験値含めやはりV候補の一角とみる。

金子大輔★★★★
同期・早川と並ぶ追い足期待株。エンジンのベースは上昇傾向でセッティング次第。内寄り枠からならスタートも遜色なく出る。

高橋貢★★★☆
選手権では連日動き・時計共に不本意な出来。直後の地元開催でも伸び欠き、年末に向け上積み必要

新井恵匠★★★
2年前SSでのフライングのトラウマは如何に!?が最大の注目。エンジンも開催ごとにムラが多いが常に爆発力秘める

木村武之★★★★
この夏以降の0オープン戦では切れまくっていたスタートだったが、選手権でのフライングで今後どうか。エンジンはいぜん後半のタレが課題で、現況では8周戦は厳しそう

若井友和★★★☆
選手権での(特に不安定走路での)追い足は存在感十分。基本的には雨待ちとなろうが、スタートに少しでも上積みあれば良走路での抜け出しにも期待

池田政和★★★★
この夏以降の上位戦での動きは全盛期を彷彿とさせるものがあり、敵は雨だけ。「頑張ってます」とのコメントがもっぱらだったスタートも、選手権では「最近の中ではいい」と変化してきた。

加賀谷建明★★★☆
9月・プレミアムカップの前に乗り換えた現車はまさに「スーパーエンジン」。状態は選手権でもキープされ、課題はスタートとタイヤ。
エンジン的にはトップスタートで飛び出せば抜ける車はないのではないか。

…とまぁ、ここをベースに今後の各選手の推移を見守ってゆきたい。
ファンの皆様も日々の車券予想はもちろん、16名の年末に向けての動きをしっかりとらえつつ、SSでは年越し大勝負といきましょう!


○●ジェット社○●
先日のSG日本選手権を終えて、ついに年末のスーパースター王座決定戦のトライアル出場選手が決まりました。
川口からは5名が出場と嬉しい限りです。中でもエンジン超抜で勢いある加賀谷選手と、久しぶりにSS出場となった池田政選手・若井選手には、どこかで見せ場を作って欲しいと個人的に思っております。

SSトライアル出場選手はまた別の機会に語らせて頂き、今回は来年から1級車デビューを控えている33期生の動向のお話をさせて頂きます。
最近は川口でも33期生が1級車の練習を頻繁に行っています。

中でも度肝を抜かれるのが黒川選手。1級車の練習をしはじめの頃から3.34、3.33と好タイムを出していました
そして今節の川口開催(11/12~15)では3.30までマーク。しかも先輩達に足合わせを果敢に挑み、若井選手をインから抜くなど、既にイン攻めのテクニックを身に付けている状況で、かなり脅威な存在だと思います。

現在は2級車でハンデ20M前と厳しい位置に置かれ、残念ながら今節の川口開催で痛恨の周回誤認をしてしまい、2節休場を余儀なくされました。
黒川選手次回の出場予定は来年の1/2~の川口正月開催となります。いきなり驚愕な走りを目のあたりにすると思いますよ(笑)。


○●小森亮平○●
飯塚、山陽オート周辺は秋本番で、日中は暖かい陽気も朝晩はそろそろ冬支度も必要な程に冷え込んで来ています。皆さまも体調管理には十分お気を付け下さいませ。

さて、私の方からは前回の飯塚で開催された33期新人王決定戦を終えて、また近況の33期狙い目選手を記載してみたいと思います。

まずは33期新人王戦を制した、川口の黒川京介選手。まずは改めておめでとうございますとお祝いの言葉を送りたいと思います。
そして、その優勝戦の上りタイムも6周戦にして3.403とかなりの好タイムを叩き出しておりました。(また、この節の一般開催優勝の小林悠選手の上りタイムよりも出ていました。)

今後も期待したい選手の一人ですが、直近開催の川口地元開催では、8枠からの追い込むレースとなり惨敗。また、3日目には周回誤認をしてしまい、以後は2節欠場となってしまう為、年内の出走は無くこれがラストとなりました。
来年より1級車への乗り替わりの時期となる為、2級車戦も最後となりました。
しかし、1級車になっても33期生の中でも抜けた存在となりそうで、これからの活躍が大いに期待出来る選手の一人ですね。

また、女子レーサーでは浜松の金田悠伽選手が優出を決め、節間は黒川選手の猛追には敗れはしたものの、男子レーサーからしっかりと押し切り決めて勝利するレースも披露。
周りの先輩レーサーからも、コーナーのスピードも速いしこれからも手強い相手になりそうだとのコメントも多く聞かれ、これからの女子レーサーを引っ張る存在の一人となりそうな予感。

今回は上記2名をピックアップしてみましたので、今後もご注目下さい!!

レースデータ提供:公益財団法人JKA
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