トップ

【無料記事】
冒頭フリートーーク


○●沢朋之○●
先日(9/24)の伊勢崎普通開催「オートレース石狩杯」の優勝戦は3連休の最終日ということもあって大盛り上がり
私もこれまでお世話になっている場外さんの冠開催ということで、石狩現地に赴いて後半2日間予想会を開催させていただきました。

優勝戦はそのAR石狩がスポンサーになっている早川清太郎選手(20ハン)が⑧号車。そして地元絶対王者・髙橋貢選手がその内の⑦号車という並び。
そしてそして、内枠の0ハン3車も準決勝までの動きは上々で、外枠両雄が叩き合う展開となれば逃げ残りも十分…という番組に。

レースは近況スタート不振だった王者が辛うじて枠なりに先行。清太郎がエンジン強目にそれを追う展開に。
0線は3車並びの外から③中畠哲也選手が先行して飛ばす。後半は結局と言おうかやはりと言おうか、王者と清太郎のマンツーマンバトルに。
インを閉め気味に巧みに逃げる王者を最後まで渾身のグリップで追い、仕掛ける清太郎だったが、わずかに届かず。
自らのスポンサーの冠開催に燃える清太郎(今回は前検日・初日後と2日連続でクランク交換を!)と、勝って通算200Vを決めたい王者。互いの気迫がビンビンと伝わってくるナイスレースだった。

こうして地元トップクラスによる好レースを見せられると、普通開催はこれでいいのでは、という気持ちを強くする。
普通開催でも多くの他場S級が出場することの多い昨今の選手あっせん状況だが、以前はどこの場でもヒラ場(普通開催)は地元選手中心が当然で遠征車の割合は少なく、ましてや他場のトップクラス選手は記念開催(Gレース)でしか見ることができなかったものだ。
20年ほど前に浜松かどこかのG1に旅打ちに行った際、周りの地元スタンド客が「今回は片平島田(巧・信廣。共に引退・故人)が来てんだろ?楽しみだ!」と盛り上がっていたのを思い出す。

そして昨今のファンの間では相変わらず「ヒラもG1も(下手すりゃSGも)、みんな同じような番組ばかり」という声が根強い。

SG→トップクラスの全国戦
G1→地元のお祭り(地元勢VS遠征上位勢)
ヒラ→地元上位~下位のハンデ戦。本来のオートレース

という色分けをハッキリとさせた方が良い!という提言は以前からしていたが、来年度以降に向けて再び強く提案したい。

車券ファンにしても、普段のヒラ場では(実力・クセなど)勝手知ったる地元選手の推移をじっくり見ながら車券予想ができるし、記念レースの際には他場トップクラスの選手を拝める有り難みがある。
選手側からしても、年間を通して地元で腰を据えて車を仕上げることができるわけだ。遠征を少なくすることは業界内的にも輸送経費の軽減につながる。
あとは、地元選手を熟知した地元番組編成担当者が、いかに飽きられないよう毎回魅力的な番組を作るか、だ。

これは個人的な感覚になるが、オート初心者に楽しさを教える上でも、最初は普通開催のハンデ戦でオートの魅力を伝え、次に記念レースでトップクラスレーサーたちのスゴさを見せて感動を与える…という段取りを踏んだ方がハマり度は高いのではないかと思う。
若き日の私もそんな感じでオートにハマったものです。


○●ジェット社○●
沢さんの方でも話がありましたが、高橋貢選手が200Vを達成しましたね。これは飛んでもない記録で、おそらく誰も抜けないでしょう。しかも貢選手はこれからも優勝回数を重ね、更に記録を伸ばして行くでしょう。これから先も楽しみですね。

さて、いよいよ浜松SG全日本選抜が行われます。皆さんもご存じの通り、スーパースター王座決定戦トライアルへの出場ポイントが得られる開催であります。
そこで、また予備知識として、今現在の得点上位選手をおさらいしたいと思います。

永井大選手:20得点
高橋貢選手:16得点
荒尾選手:15得点
篠原選手:15得点
早川選手:15得点
新井恵選手:13得点
木村武選手:11得点
中村雅選手:10得点
金子大選手:7得点
岩崎選手:2得点
岩見選手:2得点
浦田選手:1得点
西原選手:1得点
鈴木圭選手、佐藤貴選手、青山周選手はSG優勝でトライアル出場決定済み

となっています。

これからのSG優勝者と各場競走成績1位選手と得点上位選手が、どこまで重複するかによってボーダーラインが変わってきます。前回も述べさせて頂きましたが去年は2得点でした。

今回はSGなので得られるポイントは↓
1着→8着:出場、15、10、7、5、3、2、1点となります。
得点が無い選手でも、どうにか優出出来ればトライアル出場が大いにありますね。


○●高橋希○●
酷暑の夏もようやく終わり、至る所で秋を感じられる季節になって来ました。私と言えば芸術の秋・読書の秋とは無縁で、もっぱら食欲の秋を過ごしていますが、皆さんはどうお過ごしでしょうか?

10月となりオートレース界も年末の大一番に向けラストスパートとなってきました

全日本選抜覇者の圭一郎選手・オールスターでSG初優勝を果たした佐藤貴選手・オートレースグランプリで感動の優勝を飾った青山周選手、そして今回の全日本選抜と今月末から開催となる日本選手権を制覇した者がスーパースターへの出場が確定。
そして各地区1位とSG優勝戦・プレミアムカップ優勝戦でのポイントが加味されて、年末のスーパースターに出場する16名が決まります。
ポイント的に厳しい選手はその二つのSGしかチャンスがないことになりますが、全レースがオープン戦となる日本選手権より、ハンデ戦となる全日本選抜の方が、内寄りからのスタート速攻が期待出来そうで、思わぬ選手の大掛けもありそうですね。

最近は浜松勢の活躍が目立ち、最強地区の呼び声も高いですが、圭一郎選手、佐藤貴選手に続き、木村武選手もプレミアムカップ制覇で反撃の狼煙を上げ、この流れなら次は金子大選手か!?なんて思いもありますが、さてさて結果はどうなるでしょうか!?

レースデータ提供:公益財団法人JKA
(C)Autorace Mobile
(C)2024 CYBIRD