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冒頭フリートーーク


○●沢朋之○●
さて、2018年度のオートレースがスタートした春4月。

そして春といえば、走路温度の上昇に伴い「滑り」が多発する時期。
多くの選手のコメントにも「行きアシは悪くないけど、滑って…」というようなおコトバが増えてきた昨今。
先日のプレミアムカップ、冬場や雨では5場一食い付くと評判高い山陽走路でさえ、走路温度が35℃前後を超えるあたりから、選手によっては試走からズルズルになっていました。
今回はレース・車券予想を大きく左右するこの「滑り」に関しての考察を。

まず、これまでの取材成果やレースでの動きを見る限り、滑りの原因は以下のように大別されます。

①タイヤが合わない
②タイヤ(の山)が低い
③エンジンのセッティングが合っていない
④フレーム・腰周りのセッティングが合っていない


そして、①~④それぞれ単独の場合と、①&③、③&④のように複合技の場合もあり、複合度が多いほどひどく滑り、また修復も困難に。
また逆に「③を解決したら同じタイヤでも滑らなくなった」なんていう場合も。

そして、滑る箇所も重要で…

A:手前~立ち上がり(で滑る)
 →グリップを開けづらい
B:突っ込み
 →コーナーで張る(いわゆる「戻って来れない」状態)
C:直線
 →あからさまに「進まない」
D:道中まんべんなく
 →最もひどい状態

…とまあ、「滑る」というコメント一つ取っても、これだけの原因と状況のパターンがあるわけで。
このあたりは個人的にはコメントで極力詳細に記すよう努めておりますが、そのコメントの読み取り方を簡単にご説明しますと、

例1)『替えたタイヤが滑った』『タイヤが低くて滑った』
 →翌日はタイヤを替えれば滑り減る可能性

例2)『エンジン合ってなく手前が掛からない(滑る)』『止まりが悪くて突っ込みづらい』
 →セッティング変更、もしくはリング交換などで修正。タイヤも替えた

例3)『エンジン軽くてタイヤも直線で滑る』
 →直線で滑るのはかなり良くない状況。エンジン・タイヤとも大幅修正必要

例4)『道中まんべんなく滑る』
 →よっぽどエンジン合っていないのとタイヤも合わない。の複合技の場合多し。パーツ交換に及ぶ場合も。

…といったような感じで、翌日(当日コメントの場合はその日のレース)へ向けての具体的な整備の流れと共にご理解ください。

滑っている車を試走等でどう見極めれば良いかといえば、まずはコーナーから直線にかけてのいわゆる「立ち上がり」
ここでしっかりグリップを開けられていて、車がキュッと内を向くようならまずは安心
そして突っ込みで流れがち、もしくは浅い突っ込みになっている車には要注意。
あとはもちろん前日より試走タイムが極端に落ちているようなら、まずは滑りを疑うべし…といったところでしょうか。

今回の山陽平成CCでも連日当日コメント(7R以降)をお送りいたしますが、ぜひこのコメントと実際の試走気配を二本柱に、滑り始めた季節の車券対策を!

○●ジェット社○●
新年度がスタートいたしました。本年度も良い情報をお伝え出来るように頑張って参ります。
どうぞ宜しくお願い致します。

さて、年度をまたぎ3月までの記憶が薄れてしまう今日この頃。
しかし直近の3月の成績は選手達の近況が垣間見えますし、また3月に起きたドラマチックな戦歴を少しでも頭に焼き付けたら良いなと思い、私の方からは3月の優勝者のおさらいをしたいと思います。

3/1 山陽:青山周平選手
3/4 浜松:鈴木宏和選手(10M前)
3/6 飯塚:岩崎亮一選手
3/11 川口G1開設:永井大介選手
3/4 飯塚ミッド:篠原睦選手
3/15 浜松:小栗勝太選手(20M前)
3/18 飯塚:鐘ヶ江将平選手
3/20 川口:牧野貴博選手(10M前)
3/25 山陽G1プレ:永井大介選手
3/28 伊勢崎:竹内正浩選手
3/29 飯塚ミッド:荒尾聡選手
3/31 川口:早川清太郎選手

となりました。

この中で注目されるのが永井大選手。G1を2制覇しています。
直近の川口普通開催の優勝戦の落車が気になりますが、すごい成績ですね。

小栗選手は復帰して2節目で鈴木圭選手を破っての優勝。
この選手は思いっきりが良く、今後も期待されます。

鐘ヶ江選手は強豪相手に完全優勝しています。
この鐘ヶ江選手は地元飯塚走路が大の得意。
更に山陽G1プレミアムCでは優出しましたし、もちろん他場でも一発ある選手

ミッドナイトで優勝している篠原選手荒尾選手
消音マフラーもお手の物といったところですね。
今後のナイターシーズンに参考になれば幸いです。

○●小森○●
飯塚、山陽オート周辺では3月後半から一気に春到来となり日中の気温も20℃を超え、25℃付近まで上昇を見せる気候に。
気温が上昇して来るに連れて、オートの世界では走路温度の上昇によるスベリが発生してしまいます。
今回は沢記者の方で、スベリについての傾向と対策を記載して頂いているので、今後の予想のヒントとして是非、注目して頂きたいと思います。

そして、今回私の方からはスベリと同様に多くの選手が悩むドドド(ハネ)についてお話しさせて頂きたいと思います。

モータースポーツの中でもドドドはオート界でのみ使われる用語ではないかと思いますが、ドドドとは走行中に発生する上下振動のこと。
選手間のコメントでは、「ドドドが酷くて仕掛けられない」とか、「ハネが酷くてどうにもならない」と言うようなコメントがよく聞かれますね。

またドドドが出てしまうとエンジン状態が良くても落車しそうなくらいにハネてしまうようで、S級上位選手でも惨敗してしまう場面も多数。
私が取材する中で、良くドドド(ハネ)のコメントが聞かれる選手では、
荒尾聡選手、篠原睦選手、花元初美選手、水崎正二選手、穴見和正選手、畑吉広選手、33期新人選手では先日初勝利を飾った堂免沙弥選手もその一人で、
「ハネが直らない」、「試走からも本走でもずっとハネている」等のコメントが良く聞かれますね。

このドドド(ハネ)は、レースを一緒に走っている選手であれば他の選手のハネがわかるようなのですが、ファンは試走や本走を見る限りでハネていることはなかなか気づけないのではないかと思います。

また、このドドドが出てしまうと前述したように、上位ランクの選手でも惨敗することもある為、
私個人の考えとしては、ファンの方の車券購入の参考となるように試走後の各選手のコメント発表ができればと思っています。
(少々難しいかとは思いますが…)こうすることによって、直近の選手のコメントも聞ける為、ファンは車券を買いやすい状態となるのでは。

やはり車券を買って頂いて成り立っているオート界なので、ファンが車券購入をしやすくする為の改善を進めて頂きたいと思います。
私自身も現地取材の際は、各選手のコメントをしっかり取材して皆さまにお伝え出来るように頑張りたいと思います。

レースデータ提供:公益財団法人JKA
(C)Autorace Mobile
(C)2019 CYBIRD