トップ

【無料記事】
冒頭フリートーーク


○●沢朋之○●

もう暦の上では立春というのにお寒うございます。
地球温暖化なんてウソ?と思ってしまうような寒波襲来が続く日本列島。

これはオートレース的にはさぞかしよく食い付いて、追い込みがバンバン決まりそう…
と思いきやそんなこともなく、各地普通開催では結構な割合で軽ハン逃げが決まり、
先日のG2若獅子杯では、スーパーハンデ注目の鈴木圭一郎が準決勝3着一杯の優出洩れ。

連日ネット観戦していたが、あれはまぁ、さすがに厳しい。
特に6周戦では。その準決勝もスタート~序盤で2車叩いたにも関わらず、試走26の新井恵と27の岩見に抜け出されては(圭一郎は27)もう追いきれなくて当たり前で。
たとえ優勝戦の8周戦でも届かなかったと思われる。

そもそも現行のタイヤというのは寒い時期に向いているようだ。
昨年夏は滑りが出ていたものの、この冬になって各地で好時計が連発されていることからもお分かりかと思う。
それは軽ハン勢もこのタイヤを履いている以上は、かなりのペースで逃げてくるということで、エンジン・タイヤによほどのレベル差がない限り、後ろは追い届かずとなる可能性が高い。
ロッカー内で最重ハンクラスの選手と話をしても「この位置ではスタート切らないと厳しい」というコメントは多く、8番手スタートから盤石の7車抜き、というオートレースの理想的展開はなかなか現出しづらい状況と言えそうだ。

そう考えると、圭一郎選手のスーパーハンデも、冬よりむしろ前が滑って進まない夏の方が1着率が高まるかも。
自身、スタートは一年中伸び抜群だし、タイヤ(選び・作り)も巧いし…ねぇ(笑)

○●ジェット社○●

お疲れ様です。今回も宜しくお願い致します。

33期生がデビューして、もう半年以上が経ちました。今では各々に個性も表れ、連に絡めないと車券が取れないという選手もいるほどです。
そんな成長著しい33期生について、私の方からは述べたいと思います。

先月、33期生でついに優勝者が出ましたね。川口の黒川選手です。上がりタイムは3.39まで出ました。
普段から黒川選手の練習量はハンパ無いです。ツイッターの方でも上げさせてもらいましたが、朝練習の時は、開始から終了間際まで、ずーっと攻めて走り続けます。
「本番で疲れないの?」「タイヤは無くならないの?」と思うぐらいです。センスがありながらも、努力の量もすごいです。
それが実って先月に見事優勝し、タイムは3.39まで出ました。まだ20歳ですから、まだまだ伸びるでしょうし、今後が期待されます。

その黒川選手に刺激を受けて、同じ川口の泉田選手・稲川選手もタイムが出ています。
特に黒川選手泉田選手は仲が良く、ライバル意識もありそうで、足合わせからスタート練習まで一緒に良くやっています。

次に、伊勢崎の伊藤正真選手、浜松の花田選手、飯塚の中村杏選手、木山選手、山陽の山本将選手なども乗りっぷりが良いですね。
特に中村杏選手は去年の10月あたりから開花しました。2月5日時点では最高タイムは3.41まで出ています。

女子レーサーでは、田崎選手、金田選手に続き、高橋絵選手が連対し始めていますね。
私個人的に目を付けているのは、川口に何回か遠征に来られた交川選手。練習ではコンスタントに3.50を切るようになりました。
レース内容も4周ぐらいまで先頭を走れているシーンが目立ってきました。抜かれた後に軌道を乱し、一気に8着まで下がるため、着だけを見ると車券的に厳しいように思えますが、そろそろ絡みそうな予感がします。

今後33期生がどう成長して行くのか? 楽しみですね。

○●高橋希○●

つい先日、年が明けたなと思いましたが、気付いたらあっという間に1ヶ月が経っていました。

1月は伊勢崎の2開催に取材に行きましたが、どちらの開催も大荒れとなってしまいました。
最初のお正月開催は初日に落車が相次いでしまい、早々に負傷で休場と残念な結果になってしまった選手もおり、1日も早い復帰が望まれるところですね。
S級不在の開催は米里信秀選手約13年ぶりの優勝を果たし、配当も10万車券と大きなお年玉となりました!

その次の開催は3日目の正午頃から降りだした雪の影響で8R以降と、翌日の最終日が中止・打ち切りとなってしまいました。
大荒れとなった1月は記事の方もまとまりのない物となってしまったので、2月はもう少し落ち着いていきたいと思っております…

そんな中で行われた1月のグレードレース。SG全日本選抜とG2若獅子杯は悪天候に振り回される形となりましたが、無事に開催も終わりホッと一安心といったところですね。
若獅子杯では年末の悪夢を振り払うかの如く、金子大輔選手が巧みな走りで新井恵匠選手を抑えて優勝。意外にも2015年以来のグレードレース制覇ということで、これからの快進撃に期待しましょう!

まだまだ寒い日が続き、外に出るのも厳しい季節なので、テレビと電話投票で良いか…と思いがちでしょうが、本場で熱い戦いを見れば寒さも吹き飛びます!
気合(笑)で一歩踏み出して、ぜひ本場で選手達の『生バトル』をお楽しみ下さい。

レースデータ提供:公益財団法人JKA
(C)Autorace Mobile
(C)2024 CYBIRD