ま：永井さんから見て、デビューした頃の中村さんや青山さんってどんな印象がありますか？
◆永井：雅人は正直、最初はそんなに抜けてる感じはしなくて、武藤（博臣選手）とか山田達也（選手）とか、西原（智昭選手）、亀井（政和選手）あたりが調子良くて、雅人は可も無く不可も無くっていう感じだったんだけど、１級練習くらいかな？急に良くなってきて、立ち上がりがすごい中向くようになって、スピードが出てきて、その時”お、いいな”って思った。
そこから、ホント着実に、着実にステップアップしてきたから、努力の天才というかね。気持ちも強いし努力する才能もあるよね。最初は雨も遅かったし、スタートも早くなかったけど、そこをちょっとずつ、ちょっとずつやって来たって言うところは、自分と似たところがあるな、と思って見てた。ま・
杏：うんうん。
◆永井：自分はよく落車とか、ポカやるけど、雅人はやらないからホントすごいなって思う。ま：今、高いところで安定しているのは、今までの下積みというか土台がしっかりしているからなのかな、と私も思ったりしています。
◆永井：うん、そうだと思うよ。杏：中村さんがデビューした頃を見ていて、今のような位置にあると思っていましたか？
◆永井：自分もだし、周りもここまで結果が出る選手だと思っていなかったと思うよ。
それに比べて青山は、自分とかと対比してるよね。タイプが全然違う。ずっとバイクも乗ってきてるし速くて、乗り方も違うし、才能もあるし、努力もするしね。ま：青山さんが入ってきたのが、永井さんがＳＧバンバン取っていた時でしたっけ？
◆青山：はい、永井さん、初めてＳＧ取ったのはいつですか？
◆永井：２００８年のオートレースグランプリ。（デビューして）１１年目。（青山は）何年目？
◆青山：自分は４年５ヶ月ですかね？
◆永井：はえーよ！ま・杏：アハハハハ！
◆青山：でもそれまで、ＳＧに出るたびに青山はすぐ取れるって新聞とか書いてもらって・・・。