小林選手にとって選手生活はどうでした?
「選手の間も“選手になって良かった?”って聞かれることが何度かあったけど、それは辞めてからわかることだと思っていた。
怪我して動けんようになったら、選手にならなきゃ良かったと思うかもしれん。
選手になったことで、お盆や正月は家にいないし、子供の行事にも参加できず、家族を犠牲にしてきたことも多いし、辛いこともたくさんあった。
でも、これまで応援してもらったり、今こうしてセレモニーをさせてもらって、たくさんのファンに言葉掛けてもらえるということは、選手だったからこそだと思う。
サラリーマンでは経験できないことがたくさんできたし、今は選手で良かったと思えます。」
お弟子さんに対して。
「池浦や人見にまだまだ教えることがあるなら、残って続けるべきだと思うけど、もう何も教えることはない。逆に自分がいれば足を引っ張ってしまう。
これからも二人のレースは必ず見ます。」
今後について
「今は休みの延長みたいな感じでゆっくり過ごしています。まだ体は元気だし、今のうちにしっかり遊ばないかん(笑)。バイクは今も乗ってるよ。
ただのおじさんになったので、どこかで会ったら声をかけてください。」
最後にファン・関係者のみなさんへ
「”小林さん辞めるなら自分も引退します”と言ってくれたファンもいましたが、自分もオートレースファンのためにできることがあれば、これからも協力していきたいと思っていますので、一緒にオートレースを応援してください。
レース場はバクチ場なんで、選手もファンも、関係者も熱くなってください。他には無い、オートならではの魅力を伝えていってください。」
[レポート:編集部まっすぅ]