◆松本:10月~11月くらいにシーズン終わって、来年の事を考える時にどうしようかなって思ってて。
プロとしてこの歳で続けるのは、いろんな面でちょっときついなって思い始めてて。
ま・杏:うんうん。
◆松本:でも、この(モタードの)業界でやってきたし、業界をメジャーに!って公言して応援してきてもらってたので、”辞めます、オートに転向します”って簡単には言えなくて。
ま・杏:うんうん。
◆松本:だから、業界に関わって仕事して行った方が良いのかなって思ったり、プロとしてレーサーになる前は建築の仕事とか、整体の仕事をやったりもしてたんでそっちの道も考えたりしたんですけど、自分がまだライダーとして頑張れる場所があるんだったら、業界にこだわるんじゃなくて、自分が活き活きと生きて行ける場所がいいなという答えに行きついて(オートレースを)受けてみることにしたんです。
ま:簡単に話しをまとめてくれたけど、きっとその答えに辿りつくまでには長い葛藤があったんでしょうね。
◆松本:ホント、悩みましたね。
杏:31期とか30期の募集の時は考えたりしなかったんですか?
◆松本:平塚さん(船橋:平塚雅樹選手)とは面識があって、同じチームで一緒に走ってた時もあったので、平塚さんオートに行ったんだぁって思いましたね。でも自分はその時、モタードを120%の気持ちでやっていたのでオートにって思いはなかったですね。
杏:そこから転身となったのは?
◆松本:友達に”もうモタード辞めようかな~”って話してたら、友達が「じゃ、オート受ければ良いじゃん、今募集してるよ。ヤッシー特例枠で受験できるよ。」って言われて、え?そうなの?って(笑)。
ま・杏:へぇ~!
◆松本:そこからですね。オートへの転身を考えたのは。
杏:じゃ、そのお友達の言葉も大きかったですね。
◆松本:そうですね。受かってからは、気持ちは固まってたので、ブログとかで転身を報告しました。