市販車は、マフラー内にいくつかの仕切りを作り消音効果を高めます。
例えば、仕切りは部屋の扉だと思っていただけるとわかりやすいかもしれません。
家の扉が全部開いているとして、外の音がうるさいので玄関の扉だけ閉めると音が小さくなりますよね。
しかし、そもそもマフラーは排気するためのものなので、完全に扉を閉めてしまうと排気ができないので少しだけ開けておきます。
完全に開いているよりは音が少し軽減されますよね?
その奥の扉、さらに奥の扉と、それぞれを少しだけ開けておくことで音を小さくさせます。
【参考画像】
※実際は少し迷路のような感じになっており、この通りではありません。
しかし!マフラーは排気するための役割もあるので、これまでと違った形状にすることで、排気に負荷がかかったり、トルク感が変わったりと、特性に変化が出てきます。
特性が変わることで整備や走行に大きな変化をもたらしてしまうので、オートレースの場合はグリップの特性を落とさずに消音化にするために、これまでのストレート排気に近い形で改良されました。
なので、前回の川口ナイターでは、変化の有無を尋ねるコメントが多く聞かれたかと思います。
新型マフラーは川口オートレース場内「オートレースミュージアム」にて展示されていますので、ご来場の際ぜひご覧ください。