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エンジン:クランク


クランクは、ヘッド、シリンダー内で動いているピストンやロッドの縦の動きを、円運動に変えるもので、クランクとタイヤが連結しているので、クランクが回らないとタイヤも回りません。
そういったことから、エンジンの心臓部位とも言われています。

※↓イメージ画像。
ピストンとロッドが上下に動き、クランクが回る。




なんとなく、イメージできましたかね?

クランクの整備は、クランク自体の交換及び調整となります。

クランク自体の動きのイメージとしてはコマです。


コマの軸が傾いていたり、その周りの部分が重かったり、軽かったりバランスが悪いとうまく回らないのと同じように、クランクもバランスを整えてスムーズに回るように調整していきます。

調整はクランクの重さ9,100g±30gで調整ができ、今はクランク自体を重い物、軽い物に交換し調整している選手が多いそうですが、以前は重りを入れて調整を行うことが多かったそうです。

理論的な話ですと、重いと回転の上がりが遅いけど、力があり、軽いと回転が上がりやすく止まりもいいとのことですが、やはりこちらも走るコースや乗り方、他との当たりで変わってくるようです。

軽い方がセッティングしやすい、ということもあり軽めにしている選手が多いそうです。

また、クランクが回る回数が回転数となります。
よく選手のコメントで、"回転が上がらない"とはこのことを指しますが、この回転も別のパーツからの不具合でうまく回らない、ということもあるので回転=クランクの不具合とは限りません。

ちなみに、オートレースのクランクは180度クランクで、半回転で1回爆発をします。
レースデータ提供:公益財団法人JKA
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