ま:では最後に今後の目標を教えて頂けますか?
◆小林:具体的な目標は無くて、とにかく毎レース神経勝負!、という感じですね。
そうしていけば自然とタイトルだったりランクはあとからついてきてくれるのかな、と思っています。
毎レース諦めず、1つでも上の着を目指して走るということが目標です。それの積み重ねかな、と思っています。
キツイ部分もありますが、開催の時に集中して仕事して毎日これだけ充実できる仕事は無いかな、って思いますね。最高ですよ、オートレース!
これからも一走一走、魂込めて走ります。
ま:養成所ではこのままデビューしていいのかな、という不安を抱えてのデビューでしたが、今はどうですか?
◆小林:いまだに不安は毎日常にありますね。なのでその不安を払拭できるくらいの練習だったり、整備も毎日しなくちゃいけないなって思いますね。
養成所にいた時を思うと、まさかG1優勝できるなんて想像できなかったし、今の自分の状態は考えられないですね。10年足らずでG1優勝なんて、でき過ぎだし、自分じゃないみたいです。
あと、最近すごく意識していることがあって、”良い時こそ、手を動かそう”と思っているんです。
エンジンがいいときはそのエンジンは触らなくていいので、セカンドエンジンを作ったりパーツを準備したりしようと。
いつかはダメになるので、その時のためにそういう準備がしっかりできていれば年間通して浮き沈みもなるべく少なくできるのかな、って思うんです。
ま:エンジンが良くない状況の時は良くすることでいっぱいになってしまうので、良いときほど他のエンジンだったり、なかなかできないメンテナンスをして、良い状態をできるだけキープできるといいですね。