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【第4回】スタートの奥義(篠崎実・渡辺篤・岩田裕臣・浦田信輔)




【飯塚総大将のスタート考・浦田信輔】
浦田信輔といえば、スタート勝負よりもじっくりと最後まで周回を使ってバキバキと追い込んでくるイメージが強いが、パンジャもまた強烈なスタート力を備えている。

「自分はデビューして何年かはスタートが遅かったです。
自分なりに練習して考えているうちにここで切れば浮かないなという感触をつかむことができました。

一般戦のようなハンデ構成のレースでは自分は極端に無理してまで切ろうとは思っていないです。
タイミング0台を目標にもしていませんし、まずはフライングをしない程度に切っています。

あれなんですよね、自分は前に選手が並ぶのがそんなに好きではないんです。
だから誰もいない0メートルオープンはがっつきます(苦笑い)。
前に誰もいないから思い切り行けます。土壇場の場面では行かせてもらいます(笑い)。

枠でいえば3、4、5枠が好みなんですが、自信がある時は1枠を選びたい。
幸い、最近は0メートルオープンのスタートが切れているのでありがたいです。

新型クラッチは威力がありますね。
旧型と同体だったら新型が出ていきますもんね。

練習でうまくなる選手はいると思いますが、篠原睦木村武之はそんなに練習しないのに行きますから、どうなんだろうなあ。
自分から見てスタートが速いなと思うのは永井大介です。
ハンデがある外からうま~く1コーナーに入って一気に先行しますからね。あれはうまいなと思っています」

(取材・構成、淡路哲雄)

レースデータ提供:公益財団法人JKA
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