◆片岡:今まで優勝戦乗った時は意気込みすぎたり、勝ちたい気持ちが先に出て、それが悪い方向にばっかりいきよったんやけどね。ま:でも、今回は連勝で勝ち上がってきて、注目も集まっていましたよね?そんな中リラックスして行けたんですね。
◆片岡:やられる時はやられるし、逃げれる時は逃げれるし。
高木君(山陽:高木健太郎)も抜け出せば早いから、スタート行けんからったら追い付けんかなって思うし、稲原君(山陽:稲原良太郎選手)もいて、外にはすっ飛んで来そうな畑さん(山陽:畑吉広選手)もいたしね。ま・
杏:すっ飛んで!(笑)
◆片岡:そう、でもすっ飛んで来なかったので(笑)。トップスタート切れればラッキーかな、くらいの気持ちできったら(トップスタート)行けたんでね。うん、なんか不思議と一番リラックスして行けたんやないかな。杏:走っている時もリラックスして走れていたんですか?
◆片岡:走っている時は一生懸命やけど、必死に歯を食いしばってっていう感じではなかったと思いますね。ま:音とかは聞こえてなかったんですか?
◆片岡:音は聞こえてたんだけど、自分の音が響いて聞こえてたのかなって。
予選の時も後ろをちぎって勝ったレースがあったんやけど、音が聞こえよったんよ。で、レース終わって周りに”後ろおったやろ?”って聞いたら”いやぶっちぎりでしたよ”って言われたから、自分の音やん!って思って。ま・
杏:自分の音やん!(笑)
◆片岡:そう(笑)。だから優勝戦も音が聞こえても、自分の音かもって思って、そんなに気にせず走りました。