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時事ネタ:SGオールスター出場選手決定!


○●沢朋之○●
浜松~川口取材10連勤が終わり、休む間もなく今度は山陽ですか。オートレースはまだまだ続きますなぁ。

先日発表された、2017年度最初のSG・第36回オールスターオートレース(4/29~5/3川口)の出場選手。ご存知の通り、主にファン投票の結果により選出されるわけだが、各場別の得票数を見ていて色々と面白いことがあったので、今回のトップ記事にしてみようかと。

ここ6・7年、ロッカーにこもって仕事をしている私としては、今、スタンドのお客さんがどんな選手を好むのか、というあたりには疎くなりがちだし、車券売り上げアップの策を練る上でも、そうしたファン心理は知らねばならぬ、との思いからざっと見てみよう。

まずはメッカ川口。
1位:永井大介 2,098票
2位:中村雅人 2,088票
3位:森且行  1,892票
以下10位まで…佐藤摩弥益春菜・池田政和・片野利沙・若井友和・黒岩明・篠崎実

昨年移籍したばかりの永井・中村雅が僅差で1・2位。これは川口ファンの投票というよりも、やはり全国的人気によるものでしょうな。2人揃って森クンを凌ぐあたりはさすがと言うべきか。雅人選手の怪我の具合はどうなんでしょう。ここには間に合うのかな?

女子選手3名も揃ってトップ10入り。こちらはサトマヤちゃん(1,853票)が益さん(1,043票)に倍近い得票数で水をあけたが、これは益さんの長期欠場が響いているか。こちらもオールスターまでに戻って来れるといいのですが。

続いて伊勢崎。
1位:高橋貢   2,597票
2位:早川清太郎 1,320票
3位:新井恵匠  751票
(※青山周選手は前回優勝者枠で自動選出)

以下10位まで…吉原恭佑・内山高秀・北渡瀬充・岩田行雄・田村治郎・西原智昭・金山周平

さすがの絶対王者!ダントツの得票数で堂々の1位。2位・早川が王者の半分、3位・新井恵はその早川のまた半分と、かなり極端な形になっておりますな。10位以内で意外と言っては失礼だが、ランク的には大健闘と言えるのが北渡瀬選手。地元人気の要因はどこにありや?いずれ探ってみたいと思います。

そして私のホーム・浜松では…
1位:鈴木圭一郎 2,636票
2位:金子大輔  1,248票
3位:木村武之  1,243票

以下10位まで…岡谷美由紀岸萌水・佐藤貴也・伊藤信夫・中村友和・鈴木宏和・遠藤誠

新王者・鈴木圭は今回全体でも1位の得票数。全国オートファンの期待を一身に担う存在となったのを数字がハッキリと表している。そして2位の金子大選手はケガで欠場中であるが、残念ながらこの開催までには間に合いそうになく、欠場がほぼ確実。

トップ3の次には女子2名が揃って名を連ねているが、これは私がいつも本場で体感している人気度からすれば妥当なところか。それぞれ真摯にレースに取り組み、結果も出しているあたり、ファンはしっかり見ているな、という印象。

飯塚は5場中でももっとも極端な状況。
1位:浦田信輔 2,476票
2位:荒尾聡  977票
3位:篠原睦  828票

以下10位まで…有吉辰也・鐘ヶ江将平・田中茂・久門徹・東小野正道・岩見貴史・新村嘉之

ある程度予測はできたとはいえ、浦田の独壇場!地元ファンからの絶大なる信頼は相も変わらず。私もいつも飯塚取材の折には、タクシーの運転手さんなどに「このところウラタの調子はどうですかな?」とか、よく聞かれるもんなぁ。もはや飯塚オートの代名詞的存在。

近況最重ハンで苦戦続く有吉選手の人気も相変わらず。ファンも完全復活を待っている!ここ1年の急成長ぶりには目を見張る鐘ヶ江選手も順位を伸ばした。ファンの期待に応えていただきたい。

最後に山陽。
1位:岡部聡  581票
2位:浜野淳  518票
3位:松尾啓史 445票

以下10位まで…穴見和正・岩崎亮一・丹村飛竜・角南一如・人見剛志・前田淳・佐々木啓

開催日数が少ない山陽だけに、全体の得票数もやや寂しい状況だが、それだけに全体にかなり僅差。そんな中、堂々の1位は岡部選手!弟子の丹村飛選手の急成長ぶりにやや影が薄くなりがちな昨今ではありますが、まだまだ人気では負けません!

私も昔いちファンだった頃、山陽に旅打ちへ行った際の、岡部さんの地元での凄みすら感じる強さはいまだに印象に残っております。穴見選手が4位にエントリーされているあたりも、やはり山陽ファンはいぶし銀タイプの技巧派レーサーがお好き?

そんなわけで、年に一度のお祭りSG・オールスターオートレースをお楽しみに!
選手に話をお聞きしても「(ファン投票を背にして走る)オールスターは他のSGと違う気合が入る」と皆がおっしゃいますのでね。

○●ジェット社○●
お疲れ様です。今回も宜しくお願い致します。

いよいよ、オールスターの出場選手が決定しましたね。
例年は2月にSG全日本選抜が行われて来ましたが、今年度は10月に開催となりましたので、このオールスターが今年1つ目のSG開催となります。年末の大晦日から約4ヵ月ぶり最高峰レースですね。

殆どのSGは、ある条件の成績上位者で選出されますが、このオールスターは、ファン投票で選ばれた選手達であるだけに、トップレーサーはもちろんと、ベテランから若手まで、下位ながらもファンを魅了するテクニックのある選手達も出場します。

そして、上位選手達のみで行われるオープン戦と違い、オートの醍醐味の内の一つ、ハンデ戦で行われる事が多いですから、テクニックあるクセ者選手や、熟練されたベテラン選手、そして一発ある若手選手など、トップレーサーを苦しめるシーンもあって面白いレースが多いですよね。

さて、投票数を見てみましょう。去年のオールスターの投票数上位は、一昨年覇者の浦田選手を除いて…

1位 中村雅人選手
2位 高橋貢選手
3位 永井大介選手
4位 益春菜選手
5位 金子大輔選手
6位 森且行選手
7位 佐藤摩弥選手
8位 荒尾聡選手
9位 木村武之選手
10位 青山周平選手
鈴木圭一郎選手は11位

となっていました。

そして今年の投票数上位は、昨年覇者の青山周選手を除いて…

1位 鈴木圭一郎選手
2位 高橋貢選手
3位 浦田信輔選手
4位 永井大介選手
5位 中村雅人選手
6位 森選且行手
7位 佐藤摩弥選手
8位 早川清太郎選手
9位 金子大輔選手
10位 木村武之選手

となりました。

今年は鈴木圭一郎選手が堂々の1位。今現在のオート界の勢力を象徴しているのと、ファンを魅了する走りもしっかり出来ている事から、誰もが認める1位と言っても良いのではないでしょうか。

トップ10以降の選手で感じたのは、やっぱり女子レーサーの人気がありますね。5選手が選ばれました。藤本梨選手は投票期間はB級だったので、もし投票権利があれば、こちらも選ばれていたような気がします。

佐藤摩選手、益選手に続き、片野選手と岡谷選手も、今では3.30秒台の走りをしますし、岸選手もハンデが重い中、所々で連対出来ています。

車券的に貢献出来ている事はもとより、女性ながらすごい走りをしてくれますから、興味を持つ方が多いのはうなずけます。

次に、若手で勢いある吉原選手、鐘ヶ江選手、緒方選手に、ベテラン選手では、岩田行選手、岡松選手、穴見選手、篠崎選手、鈴木辰選手、そして清水卓選手、栗原勝選手とシブいところが選ばれています。

インが固い伊藤正選手、新井淳選手、篠崎選手に、自在の抑えが出来る掛川選手や、スピードはS級並の岩沼選手、浅香選手、北渡瀬選手、金山選手などに、意外性ある新村選手らが選ばれています。

こう見ると、今の時点でワクワクしてしまいますね(笑)。内外と入り乱れる白熱したレースとなる事と思います。

○●小森亮平○●
皆さま、今回も宜しくお願い致します。さて、SGオールスターの投票結果が発表されましたね。やはり、各場のS級レーサーやA級上位選手に、近況、活躍目立つ女子レーサーも5名選出。

これについては、何かいつも通りのSG開催だなといったところ…。私の感想としては、この選手、SGに出るなんて珍しいなと言った感じのインパクトが欲しいなと少々残念な気持ちです。ということで、今回は、ファン投票や開催について私なりの思いを書いてみます。

まず、ファン投票についてですが、なぜB級選手はダメなの?と思っています。ファンとしては、一般戦等で活躍するB級選手で車券を取ったということもあるでしょうし、思い入れのあるB級選手もいると思います。あの選手にSGに出てもらいたいと思うファンも少なからず、私を含めているのではないでしょうか。

確かに、実力の差はあるかもしれませんが、このあたりはハンデをつけてのレース構成にしても良いのでは。(以前、久門選手らが2級車でSGに乗っていた時のようなイメージで。)こうすることによって、下位選手もより一層、気合いの入るレースが出来るのではと。
ですので、ファン投票以外でも、一般戦を含む、車券購入での支持率の算出等も含めて出場選手を決めるのも良いのではないかとも思っています。

続いて、開催概要についてですが、せっかくファン投票を採用しているので、レース内容(企画レースのように)や勝ち上がりについても、ファンの方からの要望を募り、それを取り入れ、ファンの望むSG開催にするのはどうなのかと思っています。

そうすることによって、ファンは車券購入だけでなく、少々違った面でレースを楽しめるのではと。現状、ハンデ、勝ち上がりも含め、オート界は少々、マンネリ化しているような感じ。

何はともあれ、SGオールスターも激戦となりそうな予感で、目の離せない開催となりそうですね。その前に、皆さん山陽G1プレミアムカップがまもなく開催ですよ!

レースデータ提供:公益財団法人JKA
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