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絶対王者完全復活!と新企画・宝クジ車券


○●沢朋之○●
皆さまこんにちわ!
浜松G2の激務から戻ってまいりました沢です。
いつの間にか師走に入り、いよいよ迫る年末、スーパースターの大一番!
という感じですが。
今回浜松でのオート業界的大収穫といえば「王者・高橋貢完全復活!」に他ならないわけで。

ここ近況はSG優勝戦には乗っても青山周平、鈴木圭一郎などのニューパワーに後塵を拝することが続いた王者。
前節、地元伊勢崎での完全優勝時から「次の浜松には期するものがある」的なことを口にしていた。
初日からいきなり3.342という、もんのすごいタイムで上がったかと思えば、道中特に大きな波もなく、優勝戦も主導権握った木村武之を中盤であっさりかわして以後は独走。

危なげなく連続完全Vを成し遂げ、8周戦での上がりタイムも驚愕の3.338!
表彰式のシャンパンファイトでは「禁酒していたんだけど」と言いつつもシャンパンボトルをラッパ飲み。
文字通りの美酒を味わった。

この秋以降、エンジン・タイヤともに安定して、SGも連続優出していただけに、噴火待ちの雰囲気はあったが、そこに「まだ若いのに負けっぱなしにはならない!」という王者の意地が加わっての完全復活・完全優勝だったと思うし、優勝戦後のロッカーでは「もちろんこんなところ(G2)で満足しているわけじゃない。この後の大きいの(SS)に向けても、車ももっと良くしてもっと時計も出したい」と、笑顔の中にも凄みを感じさせるウルフであった。
さぁ、若い衆もうかうかしちゃいられねぇぜ!

そして、その浜松開催中に発表された、新賭式(と言ってもいいものかどうか…)の車券が面白い。
これはもう「オートレースをネタにした宝くじ」。
当たるんです』とネーミングされたこの車券くじ、「ギガ(一口35,000円~払戻金1億円)」「メガ(3,500円~払戻金1000万円)「ミニ(500円~払戻金143万円)」の3パターンを発売し、まず売りは「ハズレ・キャリーオーバーは無し」。
つまり毎回誰かに必ず当たるわけで、そのカラクリはといえば…

インターネットの専用サイトで購入予約を受け付け(要会員登録)
各場開催レースの当日後半4レースの1着車番が対象(4重賞単式)のロト方式
4ケタの番号はコンピューターによりランダムに発行(1111から8888までの4096通り)
4096通りが全て売れて初めて成立(売れなければその日は発売中止)

というわけで、確かにこれならハズレ無しで誰かに当たるわけで、よくこんなことを考えたな、よく実行したなというのが素直な感想。

しかし、これはオートレースを知らない賭け事好き(宝くじはギャンブルじゃない、という方もいるが、私に言わせれば「予想のいらないギャンブル」)な層を取り込むにはいい企画だと思うし、何よりも、一口35000円(ギガ)とはいえ、4000分の1の確率で1億当たるというのは、本家本元の宝クジよりも期待値はかなり高いのでは?という気がする。

一人で数口買えば更に確率は上がるし、仲間同士での共同購入なども良さそうだ。
ジェットさん、小森さん、一緒に買わない?
でもいきなり「1111」とかの番号が来ちゃったら、ハナから絶望的だよなぁ(苦笑)。
これを定着させるには、レースの車番をハンデ順でなく、以前のようにバラバラにする必要があるのでは?とも思うが。

今回の山陽G1から発売(購入予約)開始となる『当たるんです』。
果たして購入票が集まり、ちゃんと発売される日は来るのだろーか(笑)。


○●ジェット社○●
お疲れ様です。今日も宜しくお願い致します。

高橋貢選手は、絶対王者として長年オート界に君臨していましたが、ここ何年かはSGの優勝どころか、優勝戦で連対する事も少なかったし、全国競走成績ベスト5から姿を消す事もありました。
正直なところ、年齢的に厳しくなってきたのかと感じてしまってましたが、とんでも無いですよね(笑)。完全復活です。
絶対王者と言われ続けてきただけに、秘めている底力が違うし、年齢を飛び越えて、再びオート界を凌駕しようとしています。

青山周平選手・鈴木圭一郎選手らが幅を利かせるも、今までは中村雅人選手永井大介選手らがSG制覇を阻止してきました。
しかし去年のSSはついに青山周選手がSG制覇し、今年10月の全日本選抜では圭一郎選手も初制覇
新世代の幕が開けた感じがしました。

全日本選抜・日本選手権では、中村雅選手・永井大選手が影を潜める中、大きく立ちはだかったのが貢選手です。
直近の浜松G2では圧巻な優勝。
この後の山陽スピ王に、大晦日の王座決定戦までオートの神髄を見せてくれるでしょう。

そう、『当たるんです』が始まります。これは画期的な賭け式ですね。

なんと言っても注目が、1億円の「当たるんですギガ」。
確率は驚愕の1/4096です。
沢さんの方でも説明されていますが、仕組みは、対象の開催の後半4レースの1着車番の4重賞式で、4ケタの番号はコンピューターでランダム採番、4096口が集まってからレースで抽選開始というものです。

宝くじの購入者は、確率を上げるために、5万円分も10万円分も、多く買う方がいますよね。
それに比べれば、シンプルで良いし、的中率も文句ない。
それに加え、「当たるんです」は払戻率がすごく魅力的ですね。

宝くじの場合は、売上の約4割は公共事業に使われ、その他の経費なども引かれて、売上の約5割が賞金となります。
それに対し、「当たるんです」は約7割の払い戻しになります。
このように、宝くじよりも「当たるんです」の方が良いメリットがありますし、宝くじ購入者が「当たるんです」に流れてくると良いですね。
あとは、知名度がどこまで広がるか?

その他にも、143万円の「当たるんですミニ」、1000万円の「当たるんですメガ」があります。

現在(12/7)では、購入予約数がミニで3569口、メガで407口、ギガで34口となっています。
ミニはすぐ抽選されるでしょうけど、ギガはちょっと時間かかるか・・(苦笑)?

沢さんがおっしゃる通り、仲間同士での共同購入はもちろん、他人同士でも共同購入出来る仕組みがあれば、より良いかもしれませんね。


○●小森亮平○●
近況はグレードレースが続いているオート界ですが、ファンの皆さんお楽しみ頂いておりますでしょうか?
さて、前回、浜松G2高橋貢選手の動きには圧巻でしたね。
何といっても、試走タイムの3.25からの上りタイム3.338
8周戦で、この上がりタイムには驚愕でした。

今年の高橋貢選手のイメージは、まさに不調と言った感じで、地元通常開催でも、例年のような多数優勝を決める姿が見られませんでした。
しかし、SG日本選手権あたりからの動きや、浜松G2の動きを見ると、完全復活と言っても良いのではないでしょうか。
最近勢いづいている、青山周平選手、鈴木圭一郎選手らには、まだまだ負けるわけにはいきませんね。
山陽G1スピード王での、高橋貢選手の動向には要注目!

そして、業界での新しい試み、宝クジ車券『当たるんです』が発表されましたね。
個人的には面白いと思いますし、4000分の1で1億は魅力的。

しかし、購入の際は、ランダムでの組み合わせとなりますし、オート本来の楽しみ方とは少し観点を換えなければいけないのかもしれませんね。
また、「ギガ」の一口、35,000円は、一人での購入となれば、サラリーマンの懐事情等を考えると少々、厳しいものがあるかもしれませんね。
沢さん、私も共同購入には賛成です!

販売方法についてですが、私は通常の宝クジ売り場での発売や、場内場外での発売も実施する方が、購入者獲得やオートレースの宣伝にも繋がると思います。
インターネットでの販売だけでは、登録する手間等もかかることから、購入者獲得を考えれば少々改善が必要かと。

あと、沢さんのおっしゃるとおり、購入後いきなり「1111」となった場合、通常開催等では、ほぼ絶望的な番号組み合わせかと。
いずれにせよ、改善点は多数ありそうですが、新しい取り組みで、新規オートファンの獲得となればと思いますね。

レースデータ提供:公益財団法人JKA
(C)Autorace Mobile
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