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川口消音マフラー抽選制

○●沢朋之○●
さて、今週あたりは気温も下がりだしてキンモクセイの香りはするわで、いよいよ秋本番。これから年末にかけては毎月SGが開催されるなど、一年間のオートレースで最も濃い3ヶ月間となりますので、気を引き締めて参りましょう。

そしてこの10月は年度後期へ期替わりということで、新期全国ランクにもご注目。
各地でハンデの変動も多くなるでしょうから、開催ごとの前検日レポート、そして出走表のハンデ変動欄にはご注意のほどを。ハンデ自体は変わらなくても、枠位置的に内寄りになったり、反対に急に外枠になった選手などがいるレースは、展開予想も大きく変わってくるので注意ですな。
そんなわけで「ランク・ハンデ変動でオイシイ選手・厳しい選手」をやろうかと思っていたのですが、ジェット社さんのコーナー【ジェット社の車券戦術サミット】ですでにやっているようなので(苦笑)、今回時事ネタはなーし!

…と思ったけど、小ネタが2つほど。
まずはつい先日の飯塚ミッドナイト初日が落雷による機材故障で中止。
確かにあの移動式照明は、あれ自体が避雷針みたいなものですからね…。今後また雷雲が接近した折にはどうするんだろ? 

あと、前回の川口ナイターから、消音マフラーが抽選制になっているとか。かねてからマフラーごとの性能に個体差があるとのことで、選手によっては前検日に早入りして、良さげなマフラーを自分の整備グループの他選手の分までキープしてしまうといったような動きも出てきたとかで、今回の措置となった模様。エースマフラー(?)を誰が引いたのかとか、大いに気になるところですが、ボートレースのエンジンのようにマフラーごとの勝率データがあるわけでもなく、このあたりの情報は調べるのも出すのもなかなか厳しいところ。

車券戦術的にはまた悩みのタネが一つ増えた…という気がしないでもないですが(苦笑)、そのあたり、今日川口へ取材に行っている島田記者から抽選の様子を含めて報告お願いしたいですな。

▲注:飯塚ミッドナイトは9月現在、抽選ではなくランダムに配布。

○●ジェット社○●
いよいよ秋本番となり、これから年末の大晦日まで、オート界は大詰めに入ります。
これから始まるSG全日本選抜に、SG日本選手権、そして大晦日のスーパースター王座決定戦
今年の一番強い選手を決める大一番レースに向けて、いよいよラストスパートです。

そう、10月になり新ランクが導入されます。【車券戦術サミット】の方で、ユーザー様のご意見を紹介しつつ、私なりの見解を述べさせて頂く予定です。
ハンデの重軽はもちろん、S級とA級の入れ替わりにより、内側・外側の並び位置も変わりますので、その辺も大きなポイントとなりそうです。
私個人的に注目しているのが益選手佐藤摩選手。益がA級になり、摩弥選手がS級となりました。内側・外側で今までと立場が逆に。女性レーサーの熱い対決にも目が離せません。

それより、消音マフラーが抽選制になったんですね。
前検日に早入りして、良さそうなマフラーをキープする動きがあるという事は、やはり消音マフラーにも個体差があるという事でしょうね。
以前、飯塚の丹村司選手が「ずーっと消音マフラーが良い」と言ったほど、消音での成績が良かったのですが、9月中旬の川口普通ナイターでは、プレミアムカップ前の開催で上位選手がいないながらも大敗を喫していました。あれほど消音を乗りこなしていた選手が全然動きませんでしたから、別のマフラーになって合わなくなってしまったという事でしょうか。

抽選制による当たり外れはさて置き、毎回マフラーが変わるのも大変ですよね。その度に、そのマフラーに合わせる調整が必要になりますから。ただでさえ音で整備しづらいのに、短期間で上手く仕上げるのは大変だと思います。その辺をふまえて、初日の動きを重視した予想が良いかもしれません。

今後の在り方として、思い切って希望のある選手につき、買い取り制も有りにするとか(笑)。それなら同じマフラーとずーっと付き合って行くわけですから、多少は合わせ方のコツが掴めたりするかもしれませんし、相性の良いマフラーを求めて、何個も保有する選手も出てくるかもしれません。ただ、現状は全員に行き当たるだけの本数が無いとか。
でもまぁ、選手達もタイヤ代や部品代など、厳しい状況ですからね。それに不平等な部分も出てしまいますから、安易な考えで実施できる事ではありませんけど。


○●島田正友○●
金木犀の香りがしてくると秋だなぁ…としみじみ思います。と同時に味覚の秋ということで美味しい物もたくさん!食欲もわきまくりなので体重にも気を付けないとですね(苦笑)。

さて10月から新ランクに移り変わりましたが、これまで好調だった選手がランクアップとなるため狙いどころも変わってきそうですね。佐藤摩弥選手は「10月からS級なのでハンデ戦になると厳しいですね…でも、オープン戦となればスタート行くので大丈夫です!」とネガティブ発言なのかと思いきや、めっちゃポジティブ発言でした(笑)。本当に気合い十分ですよね。

そしてみなさんも気になる消音マフラーの抽選の件。消音マフラーの抽選は9月10日からの開催で始まりました。

①その抽選方法は、まず検査室にて番号が書いてある紙を引く

②あらかじめ番号が記されている消音マフラーを受け取る
 

とまあハッキリ言って単純明快システムでしたね。

しかし気になる点がありまして、その使ったマフラーを戻す際はバラバラなのです。返すときにはシャッフルされてしまうので1番のマフラーが60番のところに戻っちゃうこともあるみたいなのです…。
「そこしっかりしてないんですか?」と心の中でつぶやいてしまいました(苦笑)。

なので当たりマフラーの番号は結局わからないし、選手達も乗ってみないとわからないみたいです。
でもマフラーにアタリハズレがあるって変な話ですね。それなら従来の使っているマフラーにも違いがあるのじゃないか?と勘ぐってしまうのですが…。

レースデータ提供:公益財団法人JKA
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