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選手になったきっかけ

今回のゲストは岩田行雄選手です。

※対談日:12月8日(川口前検日)

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まっすぅ(以下ま)・照沼杏菜(以下杏):今日はお時間頂きありがとうございます。

◆岩田行雄(以下岩田):はいはい。何を話すの?

:岩田さんの選手人生を教えて頂きたく・・・。

◆岩田:選手人生?もう37年になるよ。

:おお~!では選手になったきっかけから教えて頂いて良いですか?

◆岩田:きっかけはね、高校卒業して就職して販売員やってんだけど、なんかつまんねーなぁ、なんかウズウズするなって思っててさ。
その時に、よく見てた週刊誌に”オートレーサー募集”という見出しがあって、月収20万以上って書いててね。
当時、6~7万くらいしかもらってなかったから、ええ?!って思って。

:じゃ、高収入に惹かれて?!

◆岩田:そう。でも、すぐに行動したわけじゃなくて、募集の部分を切りぬいて机の中に入れておいたんだよ。1週間くらい経ったくらいかな、ふと思い出して、そか!これあったなって思って、願書もらって夏に試験を受けに行ったんだよ。

:そのあと、オートレースを見に行ったんですか?

◆岩田:養成所に入って、レース場見学があってその時初めて見た。

:わお!それまで見ずに?!

◆岩田:うん!見ずに。

:じゃどんなものかわからずに?!

◆岩田:バイクの競走だから(笑)。全然わからないから、全て受け入れる状態で行ったよね。

:逆に変な先入観がなかったのも良かったんですかね?

◆岩田:ん~、良かったのかはわからないけど、全て受け入れる状態でやった。

:養成所はどうでしたか?

◆岩田人生、最大級のキツさだね。軍隊はこんな感じなんだろうな~って。

:あぁ・・・。

◆岩田:”わぁ厳しいなあ・・・。でも、卒業すれば高収入があるからなんとか頑張ろう!”みたいな。

:じゃ、辞めようと思ったことは?

◆岩田:無い無い。まあ一度ぶん殴ってやろうかなって思ったことはあったけど(笑)。ちょっと待てよってグッとこらえて、卒業まで頑張ろう!って。


:アハハハハ!

:養成所で印象に残っている事とかありますか?

◆岩田:若かったし朝起きるのは辛かったよね。楽しいことはなかった・・・。
あ、正月休みに帰ったことが一番楽しかったね。

:正月休みは何をしました?

◆岩田:遊ぶ人がいなくて、寂しい正月だったね(笑)。

:えええ!

◆岩田:ただ、養成所を出れるっていうことが楽しかった。

:養成所の時、速かった同期とか覚えていますか?

◆岩田:そうだね~、田代(田代祐一・元選手)、上野(秀俊選手/伊勢崎)、植木常(植木常男・元選手)かな。みんな速かったけど、そのメンバーは印象に残っている。

:へ~!
岩田さんは?

◆岩田:俺は中の上くらいかな。最高ハン立っても勝てないだろうなって思ってた。

:え~!

レースデータ提供:公益財団法人JKA
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