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冒頭フリートーーク


○●沢朋之○●
早いもので2017年もあと3週間。
今年は鈴木圭一郎に始まり、途中に王者・高橋貢の復活と永井大介の快進撃あり、そして再度圭一郎で終わる…のかな?
というところですが、そんな年末を前に、これまで6年半続けてきた、ワタクシのSG・G1開催でのフルタイム取材体制が大きく変わります。

本稿と並行して告知があるかとは思いますが、スペースもあるこちらでさらに詳しくご説明を。

新取材体制は一言で言えば「選手当日コメント&試走後リアルタイム予想」です。
これまでのレースレポート&レース後コメント取材に代わって、連日7~12Rの後半レースにターゲットを絞り、
朝一番にロッカー入りをしてより多くの選手に当日コメントをいただき、その取材成果をもとに、各レースで試走後リアルタイム予想をアップする…
という流れとなります。

この改革に踏み切る理由は、
ひとえに、現在のオートレースでは前日の選手コメントはあまり役に立たない(ことが多い)、ということ。
例えばタイヤ一つとっても、前日コメントでは…

「今日のはもう(山が)低いので替える」
と表明していた選手が、翌日朝練習終了後には…

「練習で(新しいタイヤを)当てたけれどもドドドが出てしまったので、やっぱり昨日のものでいく」
と、状況が変わることはしばしば。
エンジン整備の流れも同様に前日コメントから激変することがままあり、翌朝選手にお話を聞いた瞬間に、
私自身の前夜予想印も「変えてぇ~」と思うことが多い昨今なわけで…(苦笑)。

ならばモバイルメディアの速報性を最大限利用して、
当日朝から「より直近の情報を得て予想の的中率を上げるための」取材を行い、
それに基づいたリアルタイム予想をご提供していくのが、オートレースモバイルの使命なのでは?
というのが今改革の基本的発想です。

もちろん、当日のレースを全く無視してはレポートとして成り立ちませんので、
従来通り各レースの展開・結果をメインにしたレースレポートは連日別個に掲載させていただきます
(レース後の選手コメントについては淡路記者のコラム、まっすぅレポート等にて)ので、そちらも当日レース終了後にぜひご覧ください。

以上、SG・G1レポート・予想の新展開にご期待を!

毎日リアルタイム予想を展開するということは…予想台に立つジェット社さんたちとは、ライバル関係ということになりますな。
負けないぞぉ(笑)! お互い切磋琢磨しながら頑張りましょう!

○●ジェット社○●
まずはじめに、モバイルの新取材体制すごいッスね(笑)。
「選手当日コメント&試走後リアルタイム予想」をするのですね。

確かに、選手達は前日から当日になって考えが変わる場合が多々あるでしょうから、新聞や情報誌などよりも、選手達の最新の動向がわかります。
それに加え、最終的に試走まで見てマシン状態を確認した上で、予想するという・・・。
我々予想屋にとっては超脅威であります(笑)。

こちらも良い刺激になりますし、おっしゃる通り、切磋琢磨して頑張らせて頂きます(笑)。

さて、ホントに早いもので今年もあと1ヶ月を切りました。
ここ何週間で気温が一気に下がり、走路温度が冷えた事によって上がりタイムがかなり出ています。
山陽を除いて、走路改修がされてから年月が経っており、今では滑るというコメントが多い中、最近はすばらしい時計が出ています。
これは選手達がスピード戦に合わせてきた証拠でしょうか。

そこで、今回の私のフリートークは、今現在(12/8時点)、近10走(浜松SGは除く)の最速上がりタイムベスト10の選手を紹介したいと思います。

1位:鈴木圭一郎選手(3.336)
2位:高橋貢選手(3.338)
3位:吉原恭佑選手(3.340)
4位:青山周平選手(3.343)
5位:荒尾聡選手(3.344)
6位:永井大介選手(3.346)
7位:木村武之選手(3.348)
8位:金子大輔選手(3.353)
9位:加賀谷建明選手(3.353)
10位:中村雅人選手(3.359)


となっています。

こう見ると、圭一郎選手が圧倒的と思いきや、ほぼ差がなく好タイムを出している選手達がいます。
更に、圭一郎選手木村武選手は、飯塚G1のオープン戦で出したタイムで、その他の選手達は6周のハンデ戦で出したタイムです。
オープン戦なら更にタイムが上がってもおかしくありません。

上記の選手達は、走路が冷えた事により現在のマシン状態がマッチし、持ち前のスピードが活かされている選手達と言えるでしょう。
今冬のスピード戦の予想に参考になれば幸いです。

○●高橋希○●
今年のグレードレースも残すところ伊勢崎G1シルクカップと川口SGスーパースターを残すのみとなりました。
ファンの皆様はどのレースが一番印象に残っているでしょうか?
昨年に続く鈴木圭一郎選手の圧倒的な強さや、高橋貢選手・永井大介選手の復活が印象深い1年になったのではないかと思われますが、
私の方では少し目線を変えて今年のG2戦線を振り返ってみたいと思います。

1/18~22  オーバルチャンピオンカップ(飯塚)  加賀谷建明
2/22~26  レジェンドカップ     (伊勢崎) 浦田 信輔
4/1~5    オーバルチャンピオンカップ(飯塚)  田中 茂
6/14~18  川口記念(ナイター)   (川口)  永井 大介
8/23~27  小林啓二杯 山陽王座防衛戦(山陽)  片岡 賢児
9/6~10   稲妻賞(ナイター)    (伊勢崎) 栗原 俊介
10/18~22 ウイナーズカップ     (浜松)  浅田 真吾

田中茂選手の復活Vや栗原俊選手・浅田選手の初タイトルと話題性十分となりましたが、
個人的にはやはり片岡賢児選手の約20年ぶりのタイトルとなる、完全優勝が最も印象深い大会となりました。
予選道中も圧倒的な走りで、優勝戦は地元山陽勢7車を引き連れての快勝!ベテラン復活はオールドファンにとっても、最高の盛り上がりとなりました!

シルクカップ覇者は!? そしてスーパースターを誰が制するのか!?
今年のオートレース界はどんな結末迎えるのか今から楽しみですね!

レースデータ提供:公益財団法人JKA
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