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冒頭フリートーーク


○●沢朋之○●
5日間売り上げが9億円に届かなかった9月・飯塚プレミアムカップ。
台風による悪天候・順延、最終日の伊勢崎場外が行えず…などの不利が重なったにせよ、現場にいた者としての感想を述べさせていただけば「なにしろ場内に人が少ない」。

その前のG1ダイヤモンドの際にも思ったが、ここ最近の飯塚は以前に比べて本場スタンドのお客様密度が極端に減っている気がする。
山陽と同様、周辺人口の少なさはいかんともしがたいが、ならば福岡・北九州圏からの集客策を強化するか、ミッドナイトはじめ、よりネット販売に力を入れるかしかない。
まずは福岡・小倉からの往復無料バスの設置や、県内他競技とのネットを介したコラボレーションなど効果ある方法の模索を早急に進めるべきであろう。

まさかミッドナイトの売り上げ安定でホッとしているわけでもあるまいが…。
これまでの各競技実例を見ても明らかだが、レースギャンブルという産業は、レース場本体が寂しくなれば自然と取り巻く人も減り、やがては死に至る。
レース場に熱気を取り戻さないことにはオートレースに未来はない、と思いますが。

これをご覧のファンの皆さまも、もう散々使い古された言葉ではありますが
「一人でも多くのお友達を連れてレース場へ!」
よろしくお願いいたします。

そんな中、最もレース場が熱気に溢れるSG・プレミアムカップの来年度日程が発表されましたな。

★4/26~30 飯塚・オールスター
★8/11~15 伊勢崎・グランプリ(ナイター)
★9/13~17 飯塚・プレミアムカップ
★10/4~8 浜松・全日本選抜
★10/31~11/4 川口・日本選手権
★12/27~31 川口・SSフェスタ
★3/21~25 山陽・プレミアムカップ

…と、若干のマイナーチェンジはあるものの、ほぼ例年の流れに沿った形におさまった感。
今年度最大の日程的目玉であった正月SG(全日本選抜)は、まだやってもいないのに、来年度は取りやめとなった模様。
来年年明けの飯塚、やってみて案外盛り上がって売り上げも上がっちゃったらどうしましょ(苦笑)。


○●ジェット社○●

先日の9/24(日)の川口普通ナイター開催をもちまして、今年度のナイター開催は終了しました(ミッドナイトは除く)。
そこで、今年のナイター開催を振り返り、私なりの感想を述べたいと思います。

川口でナイターが開催されて2年が経ちました。
ナイター開催当初は、若者からスーツ姿の会社員の方々など、初めて見るお客様が多く、新規のお客様の獲得にすごく効果的だったと思います。
実際に今私のところに来ているお客様に川口ナイターをきっかけにオートにハマりましたと言う方がいます。

しかし、今年からのナイターは、私が現場で見てきた限り、お客様が減って閑散として来たように思えます(苦)。

ナイターは仕事が終わってから終盤に来られるお客様がいます。
がしかし、ほぼ毎日来られていたお客様がナイターは来なくなったり、来たとしても途中で帰られるお客様が多くなったような気がします。
この辺が閑散としてきたと思える要因でしょうか。

この「来なくなった」や「途中で帰る」という行動をとられる方は、私が見える範囲では、主に年配のお客様に多く見られています。
オート界だけではなく、公営レース全般的に、お客様の高齢化は否めない状況です。
実際に私のお客様も年配の方が多いです。今ではお客様の半分が高齢者と言っていい状態でしょう。

所詮、私の商売している狭い世界の話になりますが、私が台で関わっている年配のお客様の声を聞いた感じでは↓
「家庭の事情により17時に帰らなければならなくなった」
「ナイターだと疲れるようになった」
「ナイターだと暗くて見えなくなった」
など、お聞きしました。
私が知る範囲の話で申し訳ありませんが、年配のお客様の中には、1レースで3~5万円ほど車券を購入して下さる大口の方もいらっしゃります。
そのような方も含めて、今年のナイターから来なくなった方がいます。
これは、年配の方々の生活リズム・体力面がナイターには厳しくなってきたのではないかと個人的に感じています。

そこで、私個人的な安易なアイディアですが、年配の方々がどうにか来れる範囲で、かつ、仕事帰りの方も少しは来れる範囲の2つの要素を折衷し、
「サンセット開催」というか「薄暮開催」みたいな、12時ぐらい~18時ぐらいまでの開催も面白いのではないかと勝手ながら思いました。

せっかく照明設備があるわけですから、最後の方の1~2レースは暗くなっても何ら不安はありません。
年配の方々にしてみれば、普段のナイターよりも疲れが軽減され、また夜遅くなる心配もありません。
また、早めに帰らなくてはならない方も、普段のナイターよりかは、時間的に多くレースを楽しめます。
そして、夕暮れ時やマジックアワー時の淡い空のもとで行われるレースも雰囲気があって良いのではないでしょうかね(笑)。

本来ナイターは、日中の暑い時間を避けて、涼しくある時間帯で、縁日の感覚もあって、更に仕事が終わった後でも来れるという大きなメリットがありました。
がしかし、今ではお客様の多くが年配の方というご時世になりましたから、その方々への配慮も必要なのかと思っている次第です。

ちなみに、今から20何年前になりますが、12時ぐらい~18時ぐらいまでの開催を、夏季に試験的に川口でやった覚えがあります。
その時は好景気の時代だったせいか、多くのお客様が来場されていた記憶があります(笑)。今の時代に合うか?それは未知数ですが・・・(苦笑)。

以上、ジェットの勝手な冒頭フリートークでした(笑)。


○●小森亮平○●
すっかり秋模様の飯塚、山陽オート周辺。
早朝は寒さも感じる季節となり、衣替えを早急にという状況です。季節の変わり目、皆さま風邪等には十分ご注意下さい。

さて今回、私の方からは近況気温も低下してきている為、これからの冷えた走路で活躍しそうなA級注目選手を数名リストアップしてみたいと思います。

まずは、今期はA5となった川口所属の高橋義弘選手
高橋義弘選手は外を使って豪快に捲りを決める選手の一人で、夏場のタイヤに負担のかかる走路ではやや苦戦していたイメージ。
これからの冷えた気候ではタイヤへの負担もやや落ち着いて来ると思われ、最重ハンからでもしっかり捲って浮上となりそう。
実際にこの記事作成段階の川口一般開催の初日と2日目は、車名の通り、ピンピン(1着・1着)の成績となっていました。

続いて近況好調状態キープ、飯塚所属A25の別府敬剛選手
別府敬剛選手も夏場のスベる走路より冷えて食いつく走路の方が好成績を残しているイメージ
伊勢崎のナイター開催や冬場のグレードレースでも好成績を残しているイメージが強く、近況のエンジン状態好調に気候も味方に付け、更なる活躍が期待出来そう。

同じく飯塚のA67、重富大輔選手も夏場はやや苦手のイメージが強い選手の一人。
重富大輔選手は9月に怪我から復帰して、これからレース感を取り戻しつつあると思われる為、これからの動向に注目したい存在です。

続いても飯塚の選手ですが、A39の高林亮選手
高林亮選手も外攻めの選手の一人で、前述の高橋義弘選手同様にタイヤに負担のかかりにくい方が得意
近況はエンジン状態もやや一息のようですが、エンジン、タイヤ合えば最重ハン勢を寄せ付けないレースを披露する選手ですね。


最後に山陽からA48の藤岡一樹選手
藤岡一樹選手も追い込み型の選手の一人で、グレードレースも常連組の一人。
藤岡一樹選手も夏場より冬場の方が底力発揮する印象で、近況はやや成績不振が続きますが、これから冷えてくる気候を味方に復調してきそうですね。

以上、今回は上記5名をピックアップさせていただきました。

さてさて、そんな秋のグレードレース戦線、続いては山陽G1スピード王決定戦が間もなく開幕です!

レースデータ提供:公益財団法人JKA
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