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冒頭フリートーーク


○●沢朋之○●
秋の訪れが早まる気配で、いよいよ年末(今年度は開けて年始もか)にかけてのビッグレース戦線に突入のオート界。ルーキー33期生たちの成長も楽しみなこの秋ですが、そんな中、早くも次なる34期生の募集が先日告知されましたな。
以前なみの中2年での募集には、私ならずとも業界のやる気満々を感じさせるものがあるはず。モバイルをご覧のファン、そしてそのご子息など、我こそはと思わん方は奮ってご応募を! 主な募集概要をざっと見れば…

・今回も年齢上限はナシ(満16歳以上)
・原付以上の免許保有者
・体重60Kg以下
・裸眼視力0.6以上(両眼とも)

…ということで、とりあえず応募資格的にはそれほどハードル高くなく、今回も一次突破にはかなりの激戦高倍率となるか。

そして今回は女子を何名採用するのかにも注目。個人的にはいっそのこと34期は女子養成ということにして、一気に女子選手を増やす方向にもっていくのも良いのではないかと思いますが。

そして、この後のSGグランプリ振り返りでも触れると思うが、昨今のレース傾向について。
SGの短ハンデ戦(その上10・20M前の選手は全て初日からハンデ重化の措置)ですら、あれだけ外枠勢が追い込みに苦心したように、今のオートレースは完全なる「逃げ・先行有利」であることはファンの皆様もとっくにおわかりかと思う。
その主な原因はやはりタイヤと走路状況。つまり接地面の問題だ。タイヤの減りが早い上に、走路の食いつきもイマイチ。
これでは特に真夏のレースでは追い込みは厳しく、選手としてはいわゆる「勝負タイヤ」の発見に精力を注がざるを得ない。

実際ここ最近急激に成績を伸ばした選手のその要因は「スタート力の強化(先行から展開を作っていける)」、そして「好タイヤ(食い付き良く長持ちする)の発見」のほぼどちらかだ(当然エンジンの安定化や、続いていたドドドが直った…などの要因もあるにはある)。

であるからして、現代オートにおける車券予想は「一にタイヤ・二にスタート」と割り切るに越したことはない。だって、内枠(軽ハン)がスタート切っていいタイヤ履いていれば、後ろは追えないんだから。

でも、後ろが追い込めないレースばかりのオートって面白くないよなぁ。

真夏にしては気候の冷えた、しかもナイターの伊勢崎グランプリであれだけ外枠が追えない今の足周り状況を考えれば、この先秋~冬になっても大勢は変わらないのではないか。直近のG2稲妻杯(ナイター)でも、やはり0線から逃げた栗原俊介が8周回を逃げ切りVを遂げ、青山周平が3着、高橋貢が6着止まりの結果に。

タイヤの改良・走路改修・ハンデ構成&番組編成……いずれかの施策を早急に講じないことには、オートレースの魅力(=後方からの追い込み)そのものが失われていくことになりかねないと思うのだが。


○●ジェット社○●

私の方からは「グレードレースセブン」の活用のお勧めと、2連単の賭け式の魅力について話したいと思います。

「グレードレースセブン」は、皆さんもご存知の通り、本年度の全てのグレードレース(SG・特別G1・G2・G3)にて、第7Rの2連単の払い戻し率が80%になるものです。

次に、過去に「車券戦術サミット」の方でも語らせて頂きましたが、2連単はすごく魅力的な賭け方です。
2002年から3連単が導入され、現在では売上の多くが3連単に集中しています。3連単は、高額配当の魅力はありますが、賭け式は336通りとなります。
ただでさえオートレースは8車が入り乱れるレースなので、3着までしっかり当てるには、点数を増やして買わなければ、なかなか引っ掛かりませんし、絞って買うものなら、1日1回も当たらないなんて事も珍しくありません。

3連単の336通りに対し、2連単は56通りです。3連単ほどの高配当は期待できませんが、3着のズレのリスクが無くなり、的中率がかなり上がります。3着に意外な選手が入りハズレる事が多々ありますよね。
そんな時「2連単にしておけば良かった(苦)」などの声を良く耳にします。
また、一番人気の選手が3着になった時は2連単でも配当が良いです。一番人気の選手の調子が悪い時や、展開が悪くなりそうな時、それに加え、一発ある選手が居たりする場合などは、2連単でも十分に一攫千金を狙えます。

※更に詳しく見たい方は【車券戦術サミット:第62回「2連単のメリットは?」】をご覧ください。

そんな2連単の払い戻し率が80%になるという事ですから、すごく魅力的な企画だし、2連単を活用しないと損だと思います。

近況の「グレードレースセブン」の結果を見てみますと、先日行われた伊勢崎G2稲妻賞の5日間の7Rの2連単の払い戻し額は以下の通りでした。

初日:1,100円
2日:4,580円
3日:1,870円
4日:1,900円
5日:1,500円

80%の効果なのか、このように1,000円を切る配当がありませんでした。絞って多めに買えていれば3連単の払い戻し額を優に超えていました。

ちなみに、その前の山陽G2小林啓二杯では↓
初日:340円
2日:2,670円
3日:3,400円
4日:640円
5日:6,050円

更に、伊勢崎SGオートレースグランプリでは↓
初日:1,190円
2日:2,100円
3日:990円
4日:1,610円
5日:400円

という結果でした。1,000円を切る配当が少しありましたが、2千円台・3千円台・6千円台と、良い配当が沢山出ていました。


今年度は「グレードレースセブン」は7Rが対象となっていますが、私個人的には一発逆転を狙う12Rが80%だったら、より2連単に対して真剣に考えるお客様が増えるだろうし、盛り上がると思いますね。

まぁ、何はともあれ「グレードレースセブン」の80%の効果以前に、2連単で1万円を超えるレースもしばしばありますし、9月3日(日)の8Rでは138,340円という超高配当も出ています。
このように2連単はすごく魅力的な賭け式なので、どうぞ2連単で攻めてみては如何でしょうか。

○●小森亮平○●
近況、朝晩は服装次第では少し寒さも感じるくらいな気候になって来ている飯塚、山陽オート周辺。皆さま、いかがお過ごしでしょうか?
さて、今回もフリートークと言うことで私の方からは、近況のオート界について書いてみたいと思います。まずは、レース内容についてですが、熱走路と言うこともあってか、一般戦やG2レース、G1の予選レースでは軽ハン勢の活躍が目立ちますね。
若手もそうですが、前回の山陽G2小林啓二杯では、飯塚の片岡賢児選手が素晴らしい走りで、しかも強豪相手にオール1着と完全V。ここはベテランの意地を発揮するレースとなっていましたね。さて、これからの涼しくなる気候で重ハンデ勢の巻き返しとなりそうですが、軽ハンデ勢もどう粘りを見せてくれるでしょうか。

続いては何と言っても33期生。こちらは、結果的にはやや苦戦を強いられる形となっていますね。私の担当する飯塚、山陽地区でも初勝利を決めた選手は飯塚所属の木山優輝選手ただ一人。養成所では最優秀賞を受賞していた中村杏亮選手も苦戦している状況で、女子レーサーと山陽33期生もタイム的にもまだまだ足りない様子。課題は多数あるようですが、実践の積み重ねと、練習あるのみ。頑張れ33期生!!

最後に、今回プレミアムカップも開催される、飯塚の走路について。ここ飯塚特有の斑走路、通称バクダン走路ですが何とかならないものですかね。このようなバクダン走路では、各選手思い切ってレースが出来ないようですし、33期が走るコースもバクダンが残ってしまいます。これであれば安全にレースも出来ませんし、走路改修を早急に実施して頂きたいところですね。

それでは、間もなく飯塚では特別G1プレミアムカップが開催です!!!

レースデータ提供:公益財団法人JKA
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