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フレーム周り


(2014年6月17日更新)

今回は足周り、腰周りと言われる部分についてご紹介します。

選手コメントで出てくる「足周り」「腰周り」という言葉ですが、足周りはフォークやフレーム、腰周りはハンドル、シート、ヒザ当てを指していることが多いようです。
これらの整備は、乗りづらさやハネ、スベリなどの解消を狙って調整及び交換を行います。

それでまず、フレームから説明します。

オートレースのフレームは、現在「ダイヤモンド型フレーム」を使用しており、エンジンの振動と落車時の変形を最小限にとどめる機能的なものになっているそうで、接合部分はボルト&ナットで連結しており分解整備を行いやすくなっています。

接合部分がボルト&ナットで連結しているというのは、オートレースの競走車独特のことのようです。

フレームは、「三角」「上バック」「下バック」という呼び名に分かれています。
部位は以下です。

三角とバックは規格が決まっており、選手が調整することはできません

ただしこのフレームにもアタリとハズレがあるそうで、良いものはコーナーで曲がりやすかったり、乗りやすさがあるそうです。

ハズレだと乗りづらさがあったりコーナーで曲がらなかったり、車が寝なかったり、ハネたりといった症状が起こるそうです。
調整ができないので、また買い直しということも少なくないようです。

選手コメントで時々出てくるバック修正とは、バック部分の幅が狭くなったり高さが変わったりするので、ズレた部分を修正することだそうです。

”昨日はすごく乗りやすかったのに今日は全く別物に乗ってる”と感じることもあるとか。

特にレースが空いたりすると乗り手の問題もないとは言えないようですが、それでも違和感を感じることは少なくないようで、よく行う整備(調整)の一つとなるようです。
レースデータ提供:公益財団法人JKA
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